米国雇用統計まだ勉強してないの?初心者でもわかる米国雇用統計のまとめはコチラ!

ゴリラ取締役

<ゴリラ取締役>

年利20%を超えるパフォーマンスで資産運用するゴリラ。投資を始めた頃は知識も経験もなく負けを重ねるも、ファイナンシャルプランナーの資格を取得し、復活。相場に関する膨大な情報を収集・分析し、投資の掟7箇条を独自に策定。初年度よりFXの勝率は90%を超える。FP事務所を設立し、ライフプランを豊かにするための金融全般に関するコンサルティングを提供。ファイナンシャルプランニング技能士2級。AFP認定者。

米国雇用統計 を学ぼう

米国雇用統計 はファンダメンタル分析の中でも最も重要な指標の一つとしてあげられ、為替相場に大きな影響を与える指標であるためFXトレーダー等は知っておくべきである。ファンダメンタル分析は非常に多様で、常に最新の情報をキャッチアップする必要があるのでFX初心者にはややハードルが高い分野だ。しかし、米国雇用統計は相場に大きな影響を与え、知らないままだと大損する可能性もあるので初心者の方も知っておいた方がよいだろう。前回の記事で紹介したテクニカル分析を押さえて相場観を養いつつ、米国雇用統計もカバーできると安心材料が増えるため、この記事を通して是非知識をアップグレードしよう!

ゴリラ取締役

テクニカル分析で頭がいっぱいかもしれないが、米国雇用統計だけはしっかり押さえて欲しい。知らないままでいると含み損が増えるだけでなく、最悪の場合追証が発生するケースもあるので頑張って読み進めてほしい!

米国雇用統計 とは

米国雇用統計とは、その名の通り、米国における直近月の雇用状況を表す指標であり、米国の労働省労働統計局(BLS)が毎月第一金曜日(日本時間の21:30もしくは22:30)に発表している。雇用状況はその国の経済状況が如実に反映されるので、相場もわかりやすく影響を受けるのである。身近な例で考えるとわかりやすいと思うが、新型コロナウィルスの影響で日本でも失業者が増えており、明らかに経済状況は悪くなっている。このように、雇用状況は経済状況の鏡みたいなものであり、経済大国の米国雇用状況は相場において非常に大きな影響力を持つ。したがって、米国雇用統計をしっかりと勉強し、相場にどのような影響を与えるのかを知ることは相場を制覇するために最低限必要な知識なのだ。

発表時間は夏時間と冬時間によって変わるので要注意じゃ!米国では夏の時期に標準時を1時間進める制度を導入している関係で、時差が1時間縮まるため発表時刻は21:30となる。事前に米国雇用統計が何時に発表されるかはよく調べておくんじゃぞ!

米国労働省労働統計局(BLS)
参照:米国労働省労働統計局(BLS)

発表データはどこで見れるのか

米国雇用統計は非常に重要な指標であるため、証券会社やファイナンス関連のキュレーションサイトなどで検索すればすぐに出てくる。BLSの発表データ原本を見たい方は米国労働省の公式サイトから閲覧が可能だが、重要な情報のピックアップに時間がかかるので以下の国内サイトを活用して速報を調べる方が無難だ(データを調べている間に相場は容赦なく動き始めるので要注意)。

他にも色々なサイトで米国雇用統計の発表データを知ることができるので、各自見やすいサイトをお気に入りしておこう。PCで雇用統計の結果を見つつ、スマホで相場を観察し売買のタイミングを見極めることになるが、最初は慣れていないのでポジションは持たずに、発表データと相場をにらめっこしてみるのもいいだろう。

米国雇用統計 で発表されるデータはどんなものがあるか

前述した米国労働省のサイトを見てもらえばわかるが、米国雇用統計で発表されるデータは非常に膨大であり全てを把握するのは困難である。ましてや一カ月に一度発表されるので毎回全てのデータを調べていてはあまりにも時間が足りない。したがって、投資家が見るべき項目は主に以下の2点で充分とされている。主にこの2点の結果が、相場に大きな影響を与えるからである。

  1. 非農業部門雇用者数の予実
  2. 失業率の予実

①の非農業部門雇用者数とは、農業以外に属する約40万社の事業所及び4,700万人の従業員(米国の1/3程度の従業員数)の給与支払い帳簿を基に算出している項目である。毎月15万人程度増加した場合労働市場の景気回復とみなされる。したがって、この項目が予想よりも上回った場合は、ドル高になりやすい。②の失業率は直感的にわかる方も多いだろう。この項目は約6万世帯を対象に、労働力人口における失業者数を割りだした数値である。非農業部門雇用者数とは反対に。この項目は予想よりも失業率が下回ればドル高に動きやすい。どちらも米国民の雇用状況を表す指標であるため、米国における月次の経済成績通知表ともいえるだろう。米国雇用統計を見たことがない方に向けて、次の項目で過去の統計データを紹介する。

米国雇用統計の過去データ一覧

上記で記載した①非農業者部門雇用者数及び②失業率を以下の表にまとめた。2020年1月から2021年1月までの発表データは以下の通りである。2020年3~4月と2020年12~1月はCOVID-19の影響により経済が停滞し、雇用者数も減少傾向にあることがわかるだろう。

米国雇用統計サマリー表
参照:米国雇用統計調査

それでは直近月の米国雇用統計結果とドル円相場の動きを照らし合わせてみよう。2021年1月の米国雇用統計は2021年2月5日(金)に発表されており(雇用統計データは前月の数字のものなので、集計月と発表月には1か月のラグが発生する)、非農業部門雇用者数は予測より大幅に下回る結果となっている一方、失業率は予測よりも良い結果となっている。

図1:米国雇用統計発表後のドル円相場

米国雇用統計発表後の実際のドル円相場は図1の通りだ。非農業部門雇用者数が大幅に見込みより下回ったため、ドルの売りが先行しわずか5分で約17pips(17銭)下降した。米国雇用統計が発表されても相場が動かない場合もあるし、大きく動く場合もある。相場を見ながら判断するしかないが、経済指標によって相場が変動することがある点についてはしっかり知っておきたい。今回はファンダメンタル分析の一つである米国雇用統計について解説したが、テクニカル分析についてはこちらの記事でまとめているので参考にしてみてほしい!テクニカル分析とファンダメンタル分析を双方極めし者がFXを制するのでワシと一緒に引き続き勉強を頑張ろう。ゴリラ取締役に無料コンサルを依頼したい方は以下のアイコンからLINE友だち追加をして連絡してくれたまえ。では!

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